CLUB


Greeting from Ohana

2004年にクラブを立ち上げ、今年で14年目になります。
最初に、OHANA HOE OUTRIGGER CANOE CLUBの立ち上げと活動にご協力、ご理解頂きました逗子海岸関係各位に心より感謝いたします。

また、一時でもこのクラブに関わりを持ち、暖かい気持ちを持ってくれた仲間達にも。
パドルスポーツは経験を積む事で上達します。そのプロセスには個人差がありますが、自分のペースで付き合っていける生涯スポーツです。
道具は進化を続けていますが、動作はシンプルです。そして、仲間との共感、達成感や悔しさもスキルアップの刺激になります。

当クラブはアウトリガーカヌーをメインにしたパドルクラブですが、勝つことを目標にしたストイックな集団ではありません。しかしながら、競技の要素を持つスポーツと永く付き合っていく為には、目標が必要です。

毎年参加しているミクロネシアカップ(OC6のスプリント、ディスタンスレース)、シングルレースでは松崎シーカヤックマラソン、2016年逗子海岸初となるパドルイベント「ZUSHI PADDLE MEET」ではSUPのミドルレースとOC6の500Mスプリントを実施し、メンバーも目標を持ち活動しています。

イメージしているのは、ちょっと真面目にやっている草野球チームの様な存在です。
クラブ運営はNPO形式で行っており、ほとんどのメンバーは仕事と家庭のバランスを大切にしながら、週末に海に集まる事を楽しみにしている様な老若男女です。
設立以来、欠かさず参加している毎月第一土曜日のマリンスポーツ無料体験会「逗子ビーチクラブ」では地元のお子様から観光で訪れた方などにインストラクターとして活動してきました。

この先10年、20年、湘南エリアで最もパドリングに適した逗子海岸にしっかりと根を張り、パドルスポーツを盛り上げていけたらと考えます。

一年中、活動しておりますのでご興味ある方は気軽に体験にお越しください。

クラブ代表 尾花

Beach for Ohana



OHANA HOEの沿革

2004

神奈川県逗子海岸を拠点とし、OHANA HOE OUTRIGGER CANOE CLUB設立
国産唯一のアウトリガーカヌー森泉V4 2艇導入
6th Micronesia Cup Palau参戦

2005

7th Micronesia Cup Guam参戦
Guam paddle合宿

2006

森泉V4追加導入(3艇目)
Hyper canoe OC1導入
8th Micronesia Cup Saipan参戦 sprint/distance mixクラス2位入賞
バッファロー・ビッグボード・サーフィン・クラシック カヌー部門優勝

2007

Molamola outrigger canoe clubと合併
森泉V4譲渡により、4艇体制に。
9th Micronesia Cup Palau参戦
バッファロー・ビッグボード・サーフィン・クラシック カヌー部門優勝
国産OC1 Daiki2艇導入

2008

OUTRIGGER CONNECTION OC6 MIRAGE導入
10th Micronesia Cup Guam参戦
横浜ドラゴンボートレース優勝
湘南オープンウォータースイミング サポート

2009

NPO海岸クラブ協力の元、渚橋に艇保管スペース確保
OUTRIGGER CONNECTION OC4 MAKAHA導入
11th Micronesia Cup Saipan参戦
横浜ドラゴンボートレース準優勝
バッファロー・ビッグボード・サーフィン・クラシック カヌー部門優勝
湘南オープンウォータースイミング サポート

2010

12th Micronesia Cup Palau参戦
横浜ドラゴンボートレース優勝
湘南オープンウォータースイミング サポート

2011

13th Micronesia Cup Guam参戦 10mile distance mixクラス3位入賞
横浜ドラゴンボートレース優勝
湘南オープンウォータースイミング サポート

2012

14th Micronesia Cup Saipan参戦
横浜ドラゴンボートレース優勝
湘南オープンウォータースイミング サポート

2013

15th Micronesia Cup Palau参戦
横浜ドラゴンボートレース優勝
湘南オープンウォータースイミング サポート

2014

BIC SUP 導入
16th Micronesia Cup Guam参戦
横浜ドラゴンボートレース優勝
松崎シーカヤックマラソンタンデムショートクラス優勝
湘南オープンウォータースイミング サポート

2015

OUTRIGGER CONNECTION OC6 MIRAGE追加導入
横浜ドラゴンボートレース準優勝
Stand Up WATERMAN LEAGUE World Series 「Nā Kama Kai」サポート
湘南オープンウォータースイミング サポート

2016

Zushi Paddle Meet(OC6スプリント/SUP)大会主催
17th Micronesia Cup Palau参戦
松崎シーカヤックマラソンタンデムクラス優勝
Stand Up WATERMAN LEAGUE World Series 「Nā Kama Kai」サポート



クラブ設立以来、逗子ビーチクラブ(毎月第一土曜日定例のマリンスポーツ無料体験会)にインストラクターとして参画
http://www.beachclub.jp/ 


保有クラフト

OC6 Mirage 2艇
OC4 MAKAHA
OC4 Moriizumi
OC2 Stingray 2艇


艇庫

マリンボックス100/渚橋


クラブ定款

OHANA HOE OUTRIGGER CANOE CLUB 定款


会員規約




アウトリガーカヌーはクラブスポーツ

一人乗りのカヌーであれば、自宅のガレージに保管し、好きなときに独りで遊ぶことが可能です。これに対し、アウトリガーカヌーは大きく、重く、大勢の仲間が集まらなければ漕ぐこともできません。アウトリガーカヌーがクラブスポーツたる所以はここにあります。

仲間が集まれば、当然ながら色々な意見や要望が出始めて、誰かがリーダーとしてみんなをまとめたり、役割分担などを調整する必要が出てきます。そこで「クラブ」という組織創りが求められるのです。「クラブ」という組織は、参加者一人一人が他の参加者みんなのために活動して支え合い、まるで一人の人間のように意思決定したり行動したりするのが理想の姿でしょう。


クラブ設立発起人

クラブを立ち上げるには、最初の発起人として仲間を集めましょう。一人でクラブを創るのは大変ですし、二人でも意見の食い違いなどが生じ易い。そこで、毛利元就の三本矢の教えに則って、三人の仲間が発起人となるのが理想です。

3人それぞれのアイデアを出し、お互いの考えをぶつけ合い、3人が納得できるまで議論を続けることになるので、日常生活での利害関係が少ない仲間の方が上手く行くようです。万一、この3人の中で意見がまとまらなければクラブも出来ないということですから、発起人選びには十分な検討を尽くしましょう。


クラブのデザイン

第一歩として、3人の発起人はクラブの姿をデザインします。「アウトリガーカヌーを使って何をやるか」「将来はどんなクラブにしたいか」などといった大きな課題から、徐々に細かい話へ落とし込んでいきます。最初に細かい部分から始めると、脈略がなくなり話が進まなくなることも。まずはVISION(未来像)を固め、そこからCONCEPT(理念)、PLAN(計画)と落とし込んでいきましょう。

3人の知恵を最大限に活かすには、ブレイン・ストーミングという方法が有効です。一つの課題に対し、先入観や常識に捉われず頭に浮かぶアイデアを嵐のように次々と出していくのです。ここで集まったアイデアを取捨選択し、切り貼りしていくことで、3人が納得できるアイデアへまとめ上げることが出来ます。

その他、活動するエリアとクラブの規模、運営スタッフや指導体制、活動プログラム、拠点施設、資金調達の方法、設立までのスケジュールなど具体的なポイントを検討していくことにより、実現の可能性は一気に高まります。

最後に、出来上がったデザインに基いて、未来の姿を思い描き、ストーリー仕立てに文章化しましょう。これを活用して、様々なプランやメンバー集め、支援者獲得などを進めていきます。


クラブ予算案

クラブを立上げ、動かしていくにはメンバーの汗と共にお金が必要となってきます。また、一度創ったクラブは何年も続いていくことになるので、長期的な計画が欠かせません。そして、将来像を実現するためには、ツールを揃えたり、メンバーを集めたり、イベントを開催したりと、収支が伴うケースが色々と考えられます。

そこで、手始めに向こう5年間の収入と支出をシミュレーションしてみましょう。ここではメンバーの増減と会費、アウトリガーカヌーの艇数といった項目が予算作成のキーポイントとなります。例えば、メンバーが増えれば会費収入も増加しますが、一方で新たにカヌーを導入するなどの支出も発生します。

資金をどう調達するか、というのもクラブの発展に欠かせない視点です。財源は、受益者負担(会費)が基本ですが、バザーやリサイクル、清掃・美化等の関連事業収入、行政からの委託費・助成金等の他にも、地元の商店や企業からのスポンサーシップなど幅広く考えることで財政基盤の安定を図ります。


活動拠点

アウトリガーカヌーを楽しむ場所を見つけましょう。これにはいくつかの条件があります。

安定した水面

波や流れ、風の影響を受けやすいエリアは、乗り手の技術や経験が求められます。最初は出来る限り穏やかな水面を選んで楽しむようにしましょう。


波や風の影響を受けにくい砂浜またはスロープ

これはカヌーを水に降ろしたり引き上げたりするために絶対必要です。波や風が強くなる場所では危険が伴い、遊ぶ回数も限られてしまいます。


保管場所

普段遊ぶ水面から容易にカヌーを移動できる距離に、駐車場や艇庫などが必要です。毎回、大きなアウトリガーカヌーを車で運ぶとなると大変で、遊ぶのがおっくうになってしまいます。また、海岸など公共の場所にカヌーを放置することは絶対に避けましょう。


水道設備

使用後のカヌーを洗ったり、メンバーがシャワーを浴びたりする設備があればカヌーも長持ちしますし、年間を通じて楽しむことが出来ます。

安全管理体制

緊急時に協力や救助をお願いできる体制が整っているエリアで活動するのが理想です。マリンスポーツのショップやライフガードのグループ、海上保安庁や消防などの公的機関との連携を取りやすい場所を探しましょう。


アウトリガーカヌー、備品類の確保

4人乗りアウトリガーカヌーは国内でも生産されており、比較的容易に入手することができます。メンバー数や活動拠点の状況によって、カヌーのタイプや艇数は変わってきます。

時間があり、語学に堪能な方であれば、海外のメーカーから購入するか、中古品を探して輸入するという手もあります。この場合は、カヌーの品質などを実際に確かめる必要もありますので、現地に信頼できる協力者を確保して輸出入などの様々な手続を行うと良いでしょう。

また、カヌーを移動するための台車も必需品です。これはタイヤやパイプを組合せて自作することをお勧めします。必要な部品は国内で入手可能です。

他に必要なものとしてはパドルがあります。パドルはアウトリガーカヌー専用の物が海外のメーカーから発売されており、国内にも取り扱い業者があります。また、自分で木を削り出して作ってみることも可能です。最初はクラブで必要な本数を用意しておき、スキルアップと共に自分にあったマイ・パドルを手に入れると良いでしょう。

さらに水上での安全備品は必ず揃えましょう。ライフジャケット、ホイッスル、ロープ、バケツ、携帯電話用防水ケースが最低限のアイテムです。


メンバー集め

実際にクラブを立上げ、アウトリガーカヌーを楽しむためには大勢の仲間が集まらなくてはなりません。そこで、まずは「クラブ設立準備委員会」を設置しましょう。

この委員会の特徴は、地域住民やスポーツ愛好家などによる組織と言う点です。そして、スポーツ関係者だけではなく、学校や公民館、自治会や老人クラブ、子供会など、地域の幅広い層からなるメンバーで構成されることが望ましい。どれだけ地域の人たちの優れた特技・才能を活かしたクラブが創れるかでクラブの力が決まるでしょう。

また、ほんの一部のスポーツ好きだけのクラブはまだ本物ではありません。はじめからみんなが参加するクラブを創ることは難しいのですが、クラブは参加者みんなのものに創り上げていくことが大切です。

こうして集まった設立準備委員会では、発起人によるクラブのデザインをよく理解し、さらに良いものへと創りあげていく作業を行います。参加するメンバーがクラブの必要性を十分に理解し、自分たちのこととしてクラブを創る過程に立ち会うことで、カヌーに乗るだけでなく、クラブを支えることにも充実感や満足感を持って取組めるようになるのです。


クラブ設立

アウトリガーカヌーを始めるにあたって最初のゴールとなるのが、クラブ設立です。

設立に先立ち、設立趣意、クラブ規約、予算、事業計画といった組織運営に必要な文書を作成します。また、設立準備委員会の中からクラブの各種役員を選出します。役員とはクラブの運営方針を立案する理事(代表理事1名と理事複数名)と、クラブの運営を行う事務局員(事務局長1名と各担当別の事務局員数名)をからなります。

全ての準備が整ったら、公式な設立総会を開催します。設立総会は活動拠点の公民館などを会場とし、今後、アウトリガーカヌーやクラブに関わるであろう全ての人々を集めましょう。この席上で、設立に関わる文書と役員について決議を行い、賛同が得られれば、いよいよクラブのスタートです。

正式にクラブが設立されたら、まずは地域の各種団体や自治体に対して、設立の案内をしましょう。また、クラブの会員の募集もこのタイミングで行います。